1.病気は喉から来る! 今や日本人の三大死因にランクインしてしまっている「肺炎」。この原因のほとんどが「誤嚥」と呼ばれる、食べ物や飲み物が上手く飲み込めず、肺に入ってしまうことです。
ですが、声帯が若ければ、万が一誤嚥しても、咳をして吐き出すことができます。
しっかりと声帯の筋肉を鍛え、肺炎予防につなげましょう!
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2.正しい喉の鍛え方
「喉を鍛える」といっても、
やみくもに声を出してはいけません。かえって声帯の粘膜を傷つけることにもなります。
声を出すのに必要な筋肉はたくさんありますが、それらを適切に使えれば、筋力は維持できます!
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輪状甲状筋…甲状軟骨(喉仏のある軟骨)と輪状軟骨(その下の軟骨)を繋ぐ筋肉で、収縮すると甲状軟骨を前下方向に引っ張り、その力によって声帯が引っ張られ、音程が上がります。
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甲状披裂筋…声帯の粘膜の下部にある筋肉で、収縮すると声帯に張りを作り、芯のある声が出せます。(内側、外側とありますが、ここでは割愛…)
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輪状披裂筋・横披裂筋…二枚の声帯を近づける役割をします。(ここでも細かい話は割愛…)
これらの筋肉を使って声を出すのですが、それらを動きを妨げるのが「外喉頭筋」というヤツらです。
これらについては「日頃の喉のケア」のページで…
なにせ、
これらに力が入ると、声帯を圧迫し、それを無理に振動させようと力を加えると、声帯を傷める原因になります。
ですので、
ボイストレーニングは、自己流ではなく、専門のトレーナーに見てもらう必要があるのです!
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ボイトレは全身運動!
文字通り「ボイス」の「トレーニング」ですが、実は結構全身運動です(めちゃめちゃハードな訳ではありませんが…)
ここでは、単純に声を鍛えるだけでなく、健康に特化したエクササイズメニューをご紹介したいと思います。
1.滑舌練習で脳を刺激!
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クククク…/ツツツツ…舌を素早く動かすことで脳が刺激され、高齢の方には認知症予防にも役立ちます。また、ライブ活動をされている方にも、意外と「カ行」「タ行」の発音はマイクに伝わりにくいので、しっかりと息の破裂(子音の発音)を意識しましょう。
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ラナラナ…
より舌の細やかな動きが求められます。舌を上顎にベタッと当ててしまうと上手く発音できないので、舌先を使うように意識しましょう。
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2.呼吸筋を鍛えて血行促進!
・ハッ、ハッ、…
力強く、短く「ハッ、ハッ、」と声を出します。この時、お腹を
「動かさない」のがポイントです。声を出す、歌を歌う時に必要なのは、強い空気を一定に使い続けることです。発音の度に体が動くということは、
その度に力を入れ直している、すなわち、その度に力が抜けているということです。体が動かないようにキープしてシャープに発音しましょう。
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3.顔を動かしてアンチエイジング!
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リップロール(リップバブル)プルルル…と唇を震わせます。この練習には様々な目的があるのですが、ここでは割愛し、唇を振動させることで表情筋のマッサージ効果を期待します。音程を上下する際に、息を使い直さないように、一定に鳴らし続けることがポイントです。
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ウオアエイ…
歯を閉じたまま、「ウオアエイ」と発音します。表情筋をしっかりと動かしてアンチエイジング!歯を閉じた時に顎に力が入らないように気を付けましょう。
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体だけでなく、心も健康に!
1.王様の耳はロバの耳!
ストレスがたまると、大声で叫びたくなる時、ありませんか?「王様の耳はロバの耳ー!」という風に(若い方は知らないか…)
上記のように、声を出すと体の色々な部分を使うので、ストレス発散にもなりますし、代謝がよくなることで気持ちもスッキリします!
実はボイトレはこの上ないほどに健康にいいんです!
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2.声に自信が持てると性格も積極的に!
自分の声に自信がないと、大勢の中でも発言しにくくなったり、自分の気持ちを伝えにくくなりませんか?
声が変わると性格も積極的になり、人と会うことも楽しくなりますよ♪
声は必ず変わります!さあ、アナタの知らない本当のアナタを見つけにいきましょう!